ceciliaのブログ

小さなつぶやき!

長電話

昨夜思いもかけず、3年以上疎遠だった元職場(有料老人ホーム)の仲間から電話がありました。懐かしさのあまり2時間以上話してしまいました。

 

驚いたのは、彼女の年齢とまだ介護現場で高齢者の方のお世話、つまり介護職を続けているという現実でした。確かに私の知っている彼女はあの頃72歳。年齢より若く見え動きも若々しく、生き生きと働いていました。

 

今は老人保健施設の介護職のパートでもう5年以上働いているとのこと。彼女はこの仕事が好きだから誇りをもって続けていることが話をしていて伝わってきました。私はその職場に尋ねた記憶があるのですが、今でも彼女が輝いて働いている姿が記憶に残っています。しかしたまに彼女を思い出す際は「コロナ禍の今、きっと辞めて別荘のある鴨川で優雅に暮らしているのだろうな~」と・・・

 

今77歳とのこと。9月で78歳になる彼女が厳しい介護職を続けていられることに驚くとともに「私は何やってるんだろう」と。根性も無く、今は体力も気力もなく自粛生活。むしろ社会が自粛生活を強いられているのを何か自分への味方みたいにおおいに言い訳として。

 

訪ねたのは4~5年前「いつか仕事が無くなった時に時給の安い介護でも(ごめん!)無収入より良いのでは」と彼女の職場を見に行き、施設の事務長に館内を案内していただいたのです。

 

今、私は仕事が無く無収入状態で、しかも思いもかけない人からの久しぶりの電話。彼女は介護方針に悩み、私ならどう対応するかを聞きたいからと思い出して電話をくれたと説明していました。私の助言は好評で「やはり聞いてよかった」と言ってくれましたが、懐かしかった電話を切って、「自分は何と安易で甘い生き方をしているんだ」とつくづく感じた私でした。