ceciliaのブログ

小さなつぶやき!

悲しい記事

新聞やテレビで「ALSの女性患者が依頼して、2人の医師が嘱託殺人容疑で逮捕された」との悲しいニュースを知った。

 

この病気で私はすぐに、三浦春馬主演の2014年のテレビドラマ「ぼくのいた時間」を思い出した。このドラマは三浦春馬が亡くなってからの記事で知ったのだが、彼が命をテーマにした作品をと希望したために書かれたシナリオであったとのことだった。

 

ストイックなまでに役に入りこむ三浦春馬の演技が、鮮明に今も私の記憶に残っている。多部未華子演じるヘルパーさんが通ってくる以外何もない日常。病気になる前の明朗闊達な主人公と、病気になりALSが進行していく主人公の身体的な様子と精神の葛藤が丁寧に表現された作品だった。

 

見ていても三浦春馬がこの作品にのめり込んでいることが伝わってきて、苦しいほどの迫力があった。私など本当にこの俳優はこの病気になってしまったのかと思うほど役に徹していた。彼はもちろんこの病気の詳細まで理解し丁寧に演じていた。

 

死をテーマにした重い作品だったが、演じた三浦春馬は収録が終わってからもきっと重圧が抜けるのに相当時間がかかったのではないかと想像している。

 

ニュースとドラマのことが重なって、改めて亡くなった方のご冥福を祈らせていただきます。