本屋さんへ
いつも起きてからすぐに朝食を摂り、その後「本日の予定」を心の中であれこれ考え決める。
雨の日は最悪! 外出するという選択肢が限りなく小さくなるからである。
でも、今日は曇りだが降ってはいない。すぐに目的が心の中に現れた。
村上春樹の新刊を買おう! 短編集が刊行され、先週の「売上ベスト1」だとテレビで紹介されていた。
自転車と歩きを混ぜて駅地下の本屋さんまで行った。売り切れでは・・・との不安をよそにすぐに目に飛び込んできた。『一人称単数』棚の一番上で通行人の目に留まる位置を堂々と占有していた。私は、迷わずすぐに購入した。
短編集だがすぐに読み終わらないよう、ゆっくり楽しみながら読もうと思う。村上春樹の村上春樹的表現をゆっくり味わいたいと思う。
サングラスにマスク、帽子をかぶり完全防備。日用品の買い物をしているうちに空が暗くなり、帰路ではぽつぽつ降ってき始めた。
永い梅雨が明けないなか、読書の時間を持てる事はなんと贅沢なことであろう。時間に感謝して、ゆっくり読み進めたいと思いながら買ったばかりの本を眺めている。