ceciliaのブログ

小さなつぶやき!

BSが面白い!

最近、NHK・BSプレミアムが面白い! 結構マニアックなこだわった番組作りをしているように思う。

 

私は最近『すぐ死ぬんだから』というドラマを楽しみに観始めている。仲の良い(と思われる)80代初めの夫と78歳の三田佳子演じるいわゆる平凡な妻とその家族の物語、という設定で、少し退屈な1回目から始まった。

三田佳子はさすが、モデルのような着こなしでクラス会に行ったと思えば、半狂乱で山姥のように恐ろしい形相になって遺品を処分する老女を演じ分けている。

 

退屈だった話は2回目の終盤から展開し、長年の夫の浮気が発覚する。夫が国分寺市に40年近くも浮気相手と第二の家庭を持ち、認知はしていないが息子までいるという話。自宅は品川区である。夫の浮気が見つかる過程や、浮気相手との接点が推理もからんできて、面白くなっている。夫はイケメンの20代の息子に自分の名前の一字を付けており、三田佳子との間の長男はなんか弱々しい名前だったりするのがまた、面白い。

 

毎日のように妻(三田佳子)をほめ、愛情表現をし、折り紙だけが趣味の夫だった。三田夫妻の長女夫妻・長男家族と孫たちも巻き込んだ、絡んでいる糸のような話がこれから展開していくようだ。

 

浮気を題材にこんなに明るく、潔く表現するドラマは、もちろん作り話だから観ている者は心から楽しめる。さすが、内館牧子

随所に「老いとは」のテーマに触れているのがまた、私の年代には指針となりありがたい。

 

しかし、私がここで書きたかったのは、このドラマの内容ではない。最後に読み上げられた言葉(ついメモしてしまった)に衝撃を受けたからだ。

 

それは、

「人生80年とすると、睡眠が27年、食事が10年、トイレ5年。つまり残りは38年。意外に短い」

という言葉だ。ふっと吹き出しそうになったが、笑ってはいられない。80歳まで長生きしたと思っていたら、38年。38歳ではまだ若造だ!!!

 

やはり、私は笑ってはいられないのだ。短い人生、限られた人生、一刻一刻を無駄に過ごしてはならないのだ! 

 

そう思って、くよくよと先の事は作って悩まないで、今を激しく一心不乱に生きていきたいと思う。

 

そんなことを考えさせてもらったドラマ。そして三田佳子の演技の深さとストーリーに感銘を受けていることをこのブログに書きたいと思いペンを取った(?) キーを打った!?